◆強すぎる光は痛みに感じる不思議◆


みんな、美しいものは好きで
最初は近づくんだけど
どんどん近づいて
輝きが増してくると
その美しさにそれ以上近づくことに
怖気づいてしまうことがある

自分もそうなりたい

もっともっと近くで見たい

そう思って近づいても
光はどんどん強さを増し
痛みを感じて背を向けてしまう

元の位置まで戻ると

あぁ、やっぱり自分はここがお似合いだ

そうやって、元居た場所より
どんどん離れた所へ行ってしまう

どんどん光の届かない暗いところへ行ってしまう

もうちょっと

もうちょっと前進して
その美しい光へ飛び込んでしまえばよかったのに

光の中は心地よいだけで
痛みを感じないんだよ