みんな、美しいものは好きで
最初は近づくんだけど
どんどん近づいて
輝きが増してくると
その美しさにそれ以上近づくことに
怖気づいてしまうことがある
自分もそうなりたい
もっともっと近くで見たい
そう思って近づいても
光はどんどん強さを増し
痛みを感じて背を向けてしまう
元の位置まで戻ると
あぁ、やっぱり自分はここがお似合いだ
そうやって、元居た場所より
どんどん離れた所へ行ってしまう
どんどん光の届かない暗いところへ行ってしまう
もうちょっと
もうちょっと前進して
その美しい光へ飛び込んでしまえばよかったのに
光の中は心地よいだけで
痛みを感じないんだよ