スイッチ探し♪

昨日は中学2年生の数学の授業がありました。

その中の男の子の話なのですが
今まで個別授業を受けていてこの春から集団授業を受講し始めました。

これまでの彼の担当をしていた先生から話を聞くと
「出来るのだけどいい子のフリをする」
とのことでした。

わたしは大抵こういう情報は5%程度しか参考にしませんww

その先生の常識やマイルールというメガネでみた情報でしかないからです。


少し様子を見てみると、小学生のころはしっかり学習していたんだろうな
というのが伺えました。
中学に入ってから習った部分に少し理解不足のところがありました。

宿題はやってくるのですが、自分で考えた形跡がない。
途中式がなく答えだけ書いてくる。
答え合わせをさせると全問正解。
目の前でやらせたときと明らかに違いがあるので
答えを写してきているのでしょう。
今までもそうしてきたのでしょう。

「先生は、正解か不正解かは正直そんなに興味がないんだなぁ〜。
 どうやって考えてきたかがしりたいんだなぁ。
 だからこれ全部、途中式書いてみてね。」

と言って、全部書いてもらいました。

やれば出来るのだけど、ちょっと楽をしたがる。
誤魔化そうとする。

そのちょっとの楽と誤魔化しが
難易度が増してくると命取りとなってくる。

見つけたその場で修正してあげなければ、と思っています。


この子が「いい子のフリ」をするのは
まず「いい子」でいたいから。
何故か。
それは大人たちが「いい子が好き」だと思っているからです。

「わたしは君たちの「?」が「!」なった時の嬉しそうな顔を見るのが喜びです。」

そう伝えると、わからないところはなんとなくわかったフリをしていたのに
昨日はどんどん自分で調べ、意欲的に問題に取り組んでいきました。

途中式を書くことで、その子の「苦手」がはっきり見えてきます。
その子の苦手を本人に伝え意識して貰い、どんどん自分で解かせました。

すると、授業の終わりに近づき、

「わかったーーーーexclamation ×2
 そぉ〜〜〜ゆ〜〜ことかぁ〜〜exclamation ×2
 おもしろい〜〜exclamation ×2
 あはははは〜exclamation

と笑いだしました。

今までで最高の問題数を解いたようでした。

これからは、これくらいが「普通」になり
どんどん力をつけていくこと間違いなしだと思います!!


その様子を見た女の子。
さっきまで「眠い」と言っていたのに
「負けない!追い付く!」と言って頑張り始め
授業が終わる頃には追い付いていました。

なにがスイッチになるかわかりませんね(^^♪


でも子どもって、本当は「競争大好き♪」なんですよね(*^^*)


またまた子どもたちのスイッチ探しを楽しみます♪



みなさんは自分のお子さんのスイッチ、知っていますか??(*^^*)