ネガティブの温泉に浸かるクセ?

中には本当にここで例にあげた
「まっすぐ」がわからない。
「3つ目」が数えられない。
という子も居ます。
そういう場合は
「まっすぐ」の定義・概念を教えます。
「3つ目」の数え方を教えます。

そうやって「どこから」わからないのかを探していきます。

「まっすぐ」がわかって出来るようになる。

そしたら次に「3つ目」の数え方がわかって数えられるようになる。

それぞれをたくさん練習させて出来るようになったのを確認したら
その二つを続けてやってみてもらう。
出来そうなら、そのままたくさん練習させる。


そんな風に繰り返していきます。

「まっすぐ」は出来る。
「3つ目」も数えられる。
そこまで来たら「曲がる」ことをして貰う。

そうやって1ステップ、2ステップ、3ステップと出来るようになって行くんです。

でも、どうしても1ステップずつは出来るけど
続けて2ステップが出来ないという子も居ます。

そういう場合は、1ステップ終わったところで息をつかせます。
「まっすぐ」という1ステップが終わった段階で一旦終了。
そして新たな問題として「3つ目」を数えるという1ステップをやってもらう。
そしたらまた一息いれて
「曲がる」という1ステップをやってもらう。

それが出来るかの確認をします。

どうしても「特性」として出来ないのであれば
1ステップで解く問題だけをやってもらいます。


だって、3ステップの問題

解けなくちゃいけないんですか?


出来ることを確実にできるようにする。
出来ることをミスなくできるようにする。
それだけでもとても意味のあることだと思います。

特性として出来ない問題に取り組んで自信を無くすより
出来る問題をしっかり解けるようになった方が自信になるし楽しいと思うんです。


例え世間で「学習障害」とレッテルを貼られたお子様でも
わたしにとっては他の生徒と同じ「教え子」です。

だから、レッテルを貼られた子がネガティブの温泉に浸かっていたら
同じように自覚させます。

そうやって自信が持てるところを増やしていく作業をしています。


そういうことをしながら親御さんとも話し合いが必要です。

『この子を通わせるところは「学習塾」ではなかったな。』

と気づいて通わせることをやめられたり、他へ通わせることにされた方もいらっしゃいます。

成績は上がらないけど、本人がどうしてもやめたくないというから通わせます。
という親御さんもいらっしゃいます。




世間一般の常識にお子様を当てはめようとすることが
お子様にとっても親御様にとっても「不幸」を作り出す原因になっていることが多いのです。


その子をそのまま受け入れることが
その子を愛するということだと思います。

わたしは、その子が「ここまではできる」と確認できたところまでは
全力で取り組んで貰います。

出来ないことは「出来ない」として受け入れます。

そのことを受け入れられない親御さんが多いですね。

その親御さん自身が子育てのネガティブの温泉に浸かっていることに気が付かないといけませんね。

この道はどうしても通れない。
じゃあ違う道から行こう!

そうして通れる道を探した方が進めると思いませんかね?




ネガティブの温泉に浸かるクセを治したら

早く前へ進めると思います(*^^*)